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2018.04.16

ブラックペパーミントの育て方

ブラックペパーミントの品種紹介

ブラックペパーミントの品種紹介 ブラックペパーミントの品種紹介

アンティークで栽培しているブラックペパーミントです。

シソ科の多年草になります。

ブラックペパーミントは、スペアミントとウォーターミントとの交雑種で、
芳香が素晴らしい事から別名ブランデーミントとも呼ばれています。

名前の由来は、茎や葉脈が、季節によって赤茶色っぽく見える事に由来します。

また、ブラックペパーミントはペパーミントの園芸品種としても知られております。

日当たりの良い場所を好みますが、株が充実してきたら半日陰でも十分育ちます。

ブラックペパーミントの育て方もかねて、
年間を通したブラックペパーミントの育て方、栽培方法などを記載致します。


ブラックペパーミントの栽培方法

ブラックペパーミントの新苗の植え付け

株分けした苗を、素焼きの鉢に植え付けた写真です。

素焼きの鉢に赤玉小土を数センチほど入れ、園芸用の土をかぶせた後、植え込みました。

ブラックペパーミントはペパーミントの園芸品種になります。
園芸品種って何?と言う所ですが、いわゆるペパーミントに園芸的な見た目の美観が加えられた品種だという事です。

葉は、ペパーミントよりも緑色が強く、葉脈や茎は季節によって濃い赤茶色であったり、赤紫色に色付きます。

香りは、ペパーミントより清涼感のある香り成分が強くなっています。
ブラックペパーミントは、別名ブランデーミントと呼ばれるように、
場合によっては本種のペパーミントよりも、香りの利用価値が優れている部分もあります。

育て方としては、ブラックペパーミントは、スペアミントやペパーミントに比べて比較的強いミント品種になります。

しかし、新苗の場合は植え込みから暫くは、しっかりと根が張り込んでくるまで、日当たりの良い場所で栽培した方が無難です。

ミント品種は成長が早くて、摘芯する度にどんどん増えるという話をよく耳にしますが、
それは株が充実した後のお話であって、新苗の段階ではミント品種はそれほど成長に力強さはありません。

ミント品種の成長力を過信し過ぎた為、新苗の植え込みから数週間たっても思いの外、生育が悪く、ところどころ枯れだし、
数か月後には枯らしてしまったというケースも案外多いです。

新苗の段階では、極力、剪定、摘芯は控えて、自然のままに株の充実を促した方が、翌年以降の春からの成長スピードに繋がります。

だらしなく茎が垂れ下がって伸びきってしまっても、あえて茎をカットせずに、少しでも葉の光合成を促してあげた方が根の張る力に繋がります。

やがて株が充実し、根が十分に張ってくると、春先から元気な新芽が土の中からどんどん出てきますので、
植え込みから翌年の春先までは、茎の剪定はせずに放置気味に育てる事も重要です。

放置気味と言っても毎日の水やりは忘れないように・・・

葉の収穫は、植え込みから翌年の春先までは、株の成長を優先させるため、控えた方が無難です。

水やりは、土が乾燥しきるまえに、たっぷりと与える程度で大丈夫です。

新苗の植え込みから株が充実してくる春先までは、剪定、摘芯は控えて、少し放置気味に育ててあげる事が、長期栽培に繋がってきます。

株が充実した段階からは、半日陰でも十分に育ちます。

株が充実してくると、草丈は50cm前後に育ちます。

そしてミント特有のランナーを生やして横に這うようにどんどん成長していきます。
または株元付近の根から新芽がぽつぽつ出てくることも多いです。

新苗の段階ではまだまだ小振りですが、株が充実してくると、その成長スピードには驚かされます。
摘芯すればするほど増えてきますので、希望の大きさの範囲内に整えるように刈り込んでいく手入れも大切です。

葉は、ある程度の葉厚があり、少し丸みを帯びた葉になります。
季節によって、葉脈が赤茶色に色付くのが特徴的です。

花は、白系の小さな花を茎の先端付近に沢山付けます。

葉からは、ペパーミント品種独特の清々しい爽やかな清涼感のある香りがします。
その中でもブラックペパーミントは、歯磨き粉やガムなどに用いれらるような、清涼感のある香り成分が強いです。

ブラックペパーミントの葉は、ミントティー(ハーブティー)、リキュール、シロップ、
砂糖漬け、バニラアイスの香り付け、などの食用として、
または、ポプリなどの芳香剤として幅広く利用されています。


ブラックペパーミントの葉

ブラックペパーミントの葉 ブラックペパーミントの葉 ブラックペパーミントの若葉

ブラックペパーミントの葉です。
葉脈は、季節によって赤茶色に色付いているのが特徴的です。

芳香性は、他のミント品種に比べ、清涼感のあるスーッとした香りが強いです。

葉は、ある程度の葉厚があり、若い葉は少し丸みを帯びますが、
成長してくると葉先は少し尖り気味になります。

軽く茎ごと手で煽ったり、葉を指で軽くこする程度でも香りは漂ってきます。

ミント品種の香りの違いを嗅ぎ比べするだけでも、芳香性の種類の豊富さは面白い物です。

葉からは、清涼感のある清々しいミントの香りがするので、
ミントティーや、シロップなどでよく利用されます。


ブラックペパーミントの葉の収穫

ブラックペパーミントの葉の収穫 ブラックペパーミントの葉の収穫

ブラックペパーミントの葉の収穫は、若い葉を必要分摘み取って収穫します。
若しくは剪定、摘芯がてら、茎ごと収穫する場合もあります。

料理や食材として使う際は、茎は食感上邪魔になりますので取り除きます。

葉の収穫は、植え込みから数か月後の株が十分に充実した段階で行うのが無難です。

フレッシュで利用する場合は、香りが失われにくいので、香りを十分に楽しめます。

株が充実してきたら、株全体の蒸れ予防として、剪定、摘芯がてら、株元付近の茎ごと一本刈り取って収穫して風通しを良くしてあげるのも有効です。


ブラックペパーミントの葉の乾燥

ブラックペパーミントの葉の乾燥 ブラックペパーミントの葉の乾燥 ブラックペパーミントの葉の乾燥

ブラックペパーミントの葉は、収穫後、乾燥させて保存する事ができます。

葉を乾燥させるには、数本の茎ごとに縛って逆さまに吊るし、屋内、または軒下などの日陰で風通しの良い場所で乾燥させるようにします。

乾燥したブラックペパーミントの葉は、茎から葉を摘み取って、葉のみ保存するようにします。

ドライで保存することによって、長期保存が可能になります。
煮沸消毒したジャム用の瓶詰を用意して、乾燥剤を入れて保存すれば、湿気を防ぐことが出来ますのでお勧めです。


ブラックペパーミントの花

ブラックペパーミントの花 ブラックペパーミントの花 ブラックペパーミントの花

ブラックペパーミントの花です。

白い小さな花を茎の先端付近に沢山付けます。
ブラックペパーミントの花の開花の時期は、7月前半から8月後半くらいまでです。

種を収穫する場合は、花が結実して種が出来るまで、このままの状態で栽培を続けるようにします。

こぼれ種で増やしたい場合も、このままの状態で種が自然にこぼれ落ちるまで待つようにします。

収穫した種から新たな栽培を続けたい場合は、違うミント品種同志での交雑を避けるような栽培方法が必須になります。

ビニルハウスなどで品種別に隔離したりするなどの工夫が必要になります。


ミントの品種維持、交雑とは・・・

ミントの花の開花には、注意すべき点があります。

ご存じのとおり、ミントの品種は多岐にわたります。
その理由の一つに、違うミント系の品種同志でも簡単に交雑して新たな品種が誕生しやすい為です。

例えば、アップルミントの花とクールミントの花とが互いに交雑し、花が結実して出来上がった種は、
簡単に言えばアップルクールミントという新たな品種の種になってしまう確率が高くなるという訳です。

新たな品種がより良いミント品種に育ってくれれば幸いですが、殆どのケースでは互いの品種の長所を打ち消しあってしまい、
容姿も香りも、どっちつかずの劣ったミント品種に仕上がってしまう場合が多いです。

今日に出回っているミントの確立された品種は、それらの交雑実験の繰り返しから得られたより良いミントの生き残り品種なのです。

交雑したミントの花が結実して種が出来る前に、花は早めに摘んでしまう事が、品種を維持したままでのミント栽培に繋がります。

収穫した種や、こぼれ種から新たな芽が出てきた結果、いつの間にか本来のミントとは異なったミント品種を育てているのでは?となる前に、
品種名の違うミントを比較的近い位置で栽培する場合は、交雑させないように、または結実させないように気を配る必要があります。

品種を維持したままの状態での種を収穫したい場合は、ビニルハウスなどで完全に他の品種のミントとを隔離させ、独立させた交雑方法が必須になります。


葉の収穫量を上げる為に花を摘み取るとは・・・

種は収穫せずに、葉の収穫量を優先させたい場合は、花は摘み取ってしまうようにします。

作業のやり方としては、ミントの花は小さい花を大量に付ける為、花を一つずつ摘むというよりは、茎ごと花を刈り取るようにします。

花が咲いた部分から少し下の葉の上部付近で剪定、摘心をするように花を摘み取ります。

花を摘み取る事によって、他の茎や葉の成長に株のエネルギー消費を振り分ける事に繋がります。
開花の為のエネルギー消費を抑える事が、葉の収穫量の増加に繋がります。


ブラックペパーミントの肥料と追肥

ブラックペパーミントの肥料と追肥 ブラックペパーミントの肥料と追肥

3月後半の、冬越し後に肥料を与える様子です。
写真のように、株の脇の土を軽く掘って、適量の固形肥料を撒いた後、
軽く土を被せて施肥完了です。

一般的に、ミント品種には追肥はそれほど必要ないなんて話をたまに聞きますが、
追肥を行うか行わないかで、葉の収穫量は断然、違いが出ます。

ブラックペパーミントにも肥料を与えてあげる事は大事です。

新苗の植え込み時に、園芸用の用土を利用した場合、
園芸用の用土には元々肥料成分が含まれていますので、
新苗の植え込みから2カ月ほど経過したのち、上記の固形肥料を与えるようにします。

追肥を与える時期の理想としては、10月~11月、そして翌年の3月~4月、辺りが追肥を与える時期としては最適です。

写真の固形肥料は約6カ月間ききますので、半年ごとに与えるようにします。

4月の初旬は、ハーブがその時期からますます成長のスピードを加速させる時期ですので、4月の初旬に追肥を行えば、その後数か月間の収穫量は断然増えます。

また、6か月後の10月頃には追肥の肥料成分が切れてきますので、
冬越し前に、10月の時点で追肥を行って、春から夏までの成長期で疲弊した株の体力を回復させるようにします。

10月に行う追肥の量は、収穫の為ではなく株の体力の回復が前提ですので、4月に与える量より少な目に与える感じにします。

追肥を与える量は、肥料取扱い欄を参考に、分量をチェックした後、与えるようにして下さい。
上記の肥料は野菜・ハーブを前提とした固形肥料になりますので、ハーブを食用で育てる場合、追肥としては最適です。


ブラックペパーミントの増やし方 挿し木

ブラックペパーミントの増やし方 挿し木 ブラックペパーミントの増やし方 挿し木

ブラックペパーミントの増やし方は挿し木で増やすことができます。

挿し木の成功率を高めるために、挿し木をたくさん土に挿して、成功率を高める方法もありますが、
水挿しを利用して十分に発根させてから土に挿し木をするだけで、挿し木の成功率は飛躍的に高まります。

カットした茎の部分や茎の節の部分から発根してくるまでには、数日から数週間から、
品種によってばらつきがありますが、大抵は1週間ほどで、新たな根が生えて来るかと思います。

神経質に、毎日水を変える必要はありません。 2,3日おきでも大丈夫です。

写真のように十分発根を確認後、挿し木をするようにすれば、大抵は挿し木が根付くことに成功するかと思います。
発根促進剤などは、特に使用はしておりません。 大抵のハーブは、発根促進剤ナシでも発根はします。

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